デジタルパブリッシングフェア
1ヶ月以上前の話ですが,国際ブックフェア+デジタルパブリッシングフェアに行って来ました.その時のメモです.
●基本情報
- 日時:
- 2009年7月9日(木)16:00〜18:00
- 場所:
- 展示会名:
- 参加者:
- 64,844人(過去最多だったらしい)
●電子書籍・電子出版関係
- 日立システムバリュー
- ZIPOT Digital Bookの紹介
- ブラウザでペラペラめくるコンテンツを閲覧するタイプ
- カタログ等でユーザが気に入った部分をマウス選択し,クリップすることでマイスクラップブックのようなものを作ることができる
- スクラップできないようにDRMをかけることも可能
- 韓国からシステムを導入して,日立で販売展開している
- FOUNDER
- iPhoneを使って日本で中国の新聞が読めるアプリの紹介
- 最初に版面を見せ,気に入った記事をタップすることでテキスト情報として閲覧できる
- アプリはフリーでコンテンツは月額315円.PCだと無料で読める記事を使っているらしい
- パピレス
- レンタル電子書籍サービス電子貸本Renta!の紹介
- 1冊100円からで48時間閲覧可能.様々なデバイスで読める
- 沖データ
- ドットコードソリューションGrid Layouter Suiteの紹介
- ドットで構成される二次元バーコードをチラシや本の中に埋め込み,赤外線小型カメラで読み取って再生するシステム
- プリントアウトは沖の専用プリンタ
- 絵本の紹介があったが,人目にはどこにドットが埋め込まれているのかわからないくらいの精度で埋め込みができる
- 音階や音楽を仕込んでおき,ペンで音を再生する遊びが面白かった
- 角度を読み取り,3次元映像をペンから操作できるデモもあった
- アイドック
- PDF/FlashのDRMサービスKeyringPDFの紹介
- コンテンツをダウンロードした後で読みたい部分だけ決済→復号して読む方式と,コンテンツダウンロード時に併せて復号キーも購入する方式がある
- Flashにも対応
- 基本的にキャプチャソフトを殺している
- サンプルの閲覧は1分・回数制限等徹底している!
●フォント関係
- モリサワ
- MORISAWA Passportの書体一覧をもらった
- UD書体のパンフレットをもらった
- イワタ
- 書体見本帳 Vol.10をもらった
- イワタUDフォントの紹介冊子をもらった
- 大日本スクリーン
- 千都フォントライブラリーのOpenTypeグリフ一覧をもらった
●その他
- 電通大笠井研究室/DO-NET
- モバイルビデオ配信技術を応用したアプリSkim@Mobile Media Playerの紹介
- SOURCENEXT
- 映画の字幕で英語を学習するコンテンツ「超字幕」の紹介
●所感
- 思ったより人がいた気がした(初日だからか)
- 2時間では他の展示会まで覗く余裕なし.次回はもっと余裕を持って行きたい
- 国際ブックフェアのほうは相変わらず本屋さんの集合体みたいで全然面白くなかった.絶版本の販売とか,その場で電子データDLとか,もっとイベント的なことをやればいいのに
- 海外の版元が多く来ていた気がした.毎年なのか不明
- 電子書籍系はどれもネットや雑誌等,どこかしらで見た/読んだことがある感じの出典ばかりだった
- なので,個人的にこれはスゴイ!と思った出展はあまりなかった
- もっと書籍管理系のソリューションについての出典があっても良かったと思う
- もっとデバイス系の出典があっても良かったと思う
- どのブースもコンテンツが少なめで,ソフトを使って何をどう使うのか分かりづらかった
- フォント会社はサンプルデータを配ればいいのに,紙の見本帳とチラシしか配っていなかった